ここ2年ほどで一気に知名度をあげた言葉である「ブラック企業」。あまりにひどいパワハラやセクハラといった心身的ストレスを与えるハラスメントの、安月給に過労働などの勤務条件を課す企業の事をいいます。今では、流行語など公用語が沢山掲載される広辞苑にもあるというから驚きです。
さて、企業にとってはありがたくない称号であるこちらのNO.1を決める「ブラック企業大賞」というものが、2012年より始まりました。イベントを運営するのは「ブラック企業大賞企画委員会」というところです。ノベライズ作家や弁護士などで構成され、彼らと一般人の投票によってその年最も功績(?!)を挙げた「ブラック企業」として表彰授賞式まで行われるといいます。そして、その授賞を受けた企業は大会HPにご丁寧に表示されるのです。何が問題であったのかも提示されます。この表彰式の目的は先述した通り問題の提示と背景を広く世間に伝える事で、誰もが安心して働けるよう社会・企業が努力すべき点を皆で考える機会を得る為のようです。その為、この表彰式で提示される企業の問題は、過労働による自殺や過労死・うつ病といった影響はもちろんの事、どんな事が影響してそれに至ったのかという経緯までしっかりと書かれています。
新しく転職や就職をするという人はもちろん、これから新しく受け入れるという企業側にもぜひ観ていただきたいHPの1つだなと思います。